ピクサー・ディズニーの最新作

公開予定のピクサー作品は多数ある。実際に、ディズニー・スタジオは2027年末までに50本近くの映画を公開すると発表した。1995年の『トイ・ストーリー』第1作を思い起こしてみると、同作は最初のCGアニメ作品だった。そう考えると、ディズニーがハリウッドのアニメーションに革命をもたらしたことがわかる。

それ以来、ピクサーは大きな進展を遂げ、映画産業で最も作品の多い会社の1つとなった。以下、時間を費やして見る価値のあるピクサーの2020年作品を紹介しよう。

ムーラン

同タイトルのアニメ作品の実写版。『ムーラン』は、男性に変装して父の代わりに戦場へ行き、中国を救う若い女性のストーリーだ。主なキャストはリウ・イーフェイ、ジェイソン・スコット・リー、ジェット・リー、ヨソン・アン、ドニー・イェン。

スケジュール変更により7・8月のプレミア上映を予定していたが、現在Disney+ で無料配信されている。

この作品は今年7月に公開された。ニューヨークの街中から宇宙空間までの旅が描かれ、最後には人生の意味や人生で最も大切な問いかけを見つけていく。ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーのピート・ドクターが、ケンプ・パワーズとともに監督を務めている。

ジェイミー・フォックスが、ジャズに情熱を傾ける中学校の音楽教師ジョー・ガードナーの声優だ。修行中の魂の声を担当しているのはティナ・フェイ。主人公のガードナーと予期せぬ出会いを果たし、地球に戻るのを助ける。

コミカルな役を演じるライアン・レイノルズを嫌いな人はいないだろう。レイノルズは本作で、自分の銀行が１日に何度も襲撃される「ガイ」の役を演じている。ガイは何が起きているのか疑問に思い始め、自分がテレビゲームの中のキャラクターになってしまったことを知る。

ウッディやMr.インクレディブル、ドリーといったおなじみのキャラクターを見るのは楽しいものだ。だがピクサーの実力が最も発揮されるのは、アニメの世界の限界を押し上げるようなオリジナルの作品づくりにおいてであることは多くが同意するところだろう。

『2分の1の魔法』は、今でも魔法が存在するのかどうか探るために旅に出るエルフの兄弟の姿を追った作品だ。マーベル作品でも共演したホランドとプラットが兄弟の声を演じている。ファンタジー映画やコメディがお好きであれば、心奪われ、ピクサーのオリジナル作品をもう一度好きになる作品。

当初2019年10月に公開予定だったディズニーの『ジャングル・クルーズ』は、今年の7月にずれ込んだが、それも実現しなかった。ディズニーの象徴的な乗り物の世界をジャウム・コレット=セラ監督が翻案。グループ客がジャングルの中を小さな川船で進むというディズニーランドのアトラクションに沿った内容だ。

旅の中では、危険な状況や爬虫類、動物、超自然的なものとの出会いがたくさん待っている。主人公を演じるのはエミリー・ブラントとドウェイン・ジョンソン。プレミア上映はさらに後ろ倒しとなり、劇場公開は2021年となる見通し。興奮とスリルに満ちた冒険がお好きな方には、本作がおすすめだ。

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